人生を変えられたわけではないが、すごく思い入れのある本の話

最近、どうですか?

100万円貰いましたか?

私は貰ってないです。

そうですね、100万円貰ったら、私は『火の鳥伝記文庫』と『まんが日本の歴史』の全巻を大人買いしたいですね。それでもまだ余ると思うんで、ありとあらゆる文学全集を買い漁りたいですね。べつに読むわけではないんですが。

小さい頃から本を読むのが好きで、学校の図書館に籠っては、狂ったように本を読みまくってました。ぼくらのシリーズだとか、ズッコケ三人組はやみねかおる作品等々。わかったさんシリーズのプリン回は傑作だったなあ。

成長していくうちに、読む本の種類も変わっていって、色々迷走しながら現在に至っているわけなんですが、そんな私の人生を変えた...まではいかないけど、すごく感銘を受けた本たちを紹介させてください。

 

◎『しょうぼうじどうしゃじぷた』渡辺茂男 著 山本忠敬 イラスト


f:id:sholivia:20190111211547j:image

言わずと知れた絵本界の名著。まず、タイトルが全部ひらがなってところがカッコいい。

このお話には本当に助けられました。私の人生観に頗る影響してると思います。

あらすじは、ご存知だと思いますので割愛します。

この物語を一言で表すと「適材適所」っていう言葉が一番しっくりきます。人には必ず輝ける場所があるんだっていうハチャメチャポジティブシンキングですね。でも、この考え方ってあながち嘘じゃないと思います。人の能力にはそれぞれ限界があるので、無理せす他の道を探して、自分がここならがんばれるって場所を見つけることはすごく大切なことなんじゃないかなと。この手のお話は他にも色々あって、映画だとジョージ・ミラー監督の『ハッピー・フィート』なんかがそうですよね。

この本は、「もし私に子どもが出来たら読ませたい絵本ランキング」でダントツ1位です。因みに、2位は『ちびゴリラのちびちび』です。

 

◎『そして、カエルはとぶ!』広瀬寿子渡辺洋二 イラスト


f:id:sholivia:20190111224320j:image

これは小学生の頃に読んで、衝撃を受けました。

ママが身体の不自由な弟ばっかり気にするから気に食わない!てな話です。

弟は身体が不自由で可哀想だけど、ママの愛情をいっぱい受けてて羨ましいという気持ち。妬ましい気持ち。そして、そのように感じてしまう自分に対する罪の意識。それらの感情が複雑に絡み合う少年の様子が見事に描かれています。

この本は私に「嫉妬」という感情が孕む危険な香りを教えてくれました。詳しくは言いませんが。

 

◎『イノック・アーデン』テニスン 著 入江直裕 訳


f:id:sholivia:20190111230226j:image

児童書からの岩波文庫!急成長ですね。

高校生の頃、ひたすら岩波文庫を読み漁ってた時期、この本に出会いました。帯のあらすじをご覧になってわかると思いますが、寝とられモノです。文学の世界では鉄板なテーマなので、別段、珍しいわけではないのですが、この作品の異質なところは、それを牧歌的な調子で唄い上げている点です。短く、リズミカルなセンテンスで寝とられる男の悲しみを描くことの残酷っぷりは見ものです。泣けます。

ちなみに、この本を教室で読んでるとこに所謂ウェイ系に分類されるクラスメイトが「何読んでんの?」って絡んできて、説明するのが面倒だったので「船乗りの話」ってさらっと答えたら「え、ワンピース?ワンピース?お前海賊好きなの?」って言われました。別に、だからどうといったことはない、ただの昔話です。

 

◎『西瓜糖の日々』リチャード・ブローティガン藤本和子


f:id:sholivia:20190111232002j:image

私に、感動は共感だけではないということを教えてくれた本。

西瓜糖という架空の世界をポエティックな表現で綴った、断片的であり連続的でもある不思議な物語です。藤本和子氏の翻訳史に残る仕事っぷりが見事です。

とにかく、文章がカッコよすぎて、真似したいんですけど無理ですね。

 

◎『くそったれ!少年時代』チャールズ・ブコウスキー中川五郎


f:id:sholivia:20190111233058j:image

これはもう、鬱屈とした思春期に読んで「これは俺だ!」って思うやつやっちゃうくらいハマりましたね。当時はブコウスキーの存在を知らずに手に取ってたんですけど、ブコウスキー作品をよんでいくと、そうでもないんですよね。もっと面白いやつは沢山あります。

一応、ブコウスキーの自伝的な小説で、ざっくり言うと、ひねくれた少年がひねくれたまま成長していくお話です。

『くそったれ!少年時代』って邦題も酷いんですが、原題の『Ham on Rye』もわけわかんないです。一応、訳者は中川五郎さんといってフォークソングをバリバリ歌っていた方です。そんな才能もあったんだなあ。

 

と、こんな感じで作品の良し悪しに関わらず、個人的に思い出深い作品をあげていきました。

作品的に優れてるなあと思うやつは、また別の機会に紹介していきたいと思います。

 

ZEN-LA-ROCKはあんま好きじゃなかったんですけど、G.RINA嬢とコラボして良い塩梅でバランス保ててますね。ノレます。

www.youtube.com