ベストオブ映画タイトル画面

日々、映画タイトル画面をアップローディングする作業に従事しているため、そろそろベスト映画タイトル画面を決定しなければいけないなという強迫観念にかられましては今回のブログを書く次第です。 映画タイトル画面というと、赤字ででかでかとそのタイトル…

連作小説『狂い死のポルカ』②

源三郎は江戸へ参りたいと思った。江戸には最先端のクラブがある。ゴリゴリのEDMで腰が砕けるほど踊り明かしたいという夢があった。そのためには、この現状をなんとかしなければなるまい。父上に頼んでみたところで徒労であろう。父上はクラシック信奉者でED…

『花桜折る中将』(堤中納言物語より)

やけに月が明るいと思ったら、今日はスーパームーンだった。 そら、目も覚めますわってことで、ちょっとぶらっと歩いたつもりだったけど、ずいぶん遠くまで来てしまった。女もそのままにしてきたし、後でどやされるぞこれは、と少しげんなりしたけれど、帰る…

連作小説『狂い死のポルカ』①

東海林源三郎は狂っていた。故に刀を持たせて貰えなかった。源三郎の家は、代代続く名士の家系である。源三郎の祖父は先の関ヶ原合戦でその名を轟かせたが歴史には残らなかった東海林定吉だ。何故、定吉は歴史に名を残すことができなかったのか。それは定吉…

短篇『マゴット・ブレイン』

くしゃみをしたら脳みそが少しでた。鼻から。ティッシュにこびりついた赤黒いどろどろしたそれは明らかに脳みそだった。おれはそれを鼻から吸い込み、ひとまず元通りにしたけれど、鼻から脳みそがでてきたという事象に戸惑いを隠せなかった。弱った。あんな…

さいとう・たかを(2)『スパイキラー』

さいとう・たかを『スパイキラー』(朝日ソノラマ) さいとう・たかを名画座シリーズの第3弾である今作は、表題作の『スパイキラー』、『狂人の巣』、『冷凍戦士』『ショックマン』、『ノンストップ』の五本が収録されています。 スパイキラー 秘密の多い兄を…

最近聴いてる音楽の話

今回は、最近よく聴いている音楽の話をします。ジャンル問わず雑多な感じで紹介していきます。 Hum! - maco marets www.youtube.com 最近は、もっぱらこれをヘビロテしてます。浮遊感あふれるトラックがGOOD!チルアウトって言葉はダサいので使いたくはない…

いばら美喜(2)『死神がくる!』

いばら美喜の『死神がくる!』(学園恐怖シリーズ) これも超面白かった。面白い漫画に出会ったときって面白いってしか言えないものですね。ちゃんとした批評ができない。 この作品は、中二病みたいな死神が人間の眼を食べていく話です。ストーリーはどうだっ…

いばら美喜(1)『謎の恐怖少女』

いばら美喜の『謎の恐怖少女』(学園恐怖シリーズ)を読みました。 いままで、ホラー漫画はあんまり興味なかったのですが、これはめちゃくちゃ面白かった。 絵も好みだし、パンチ力ある内容に圧倒されまくりでした。 なんといっても主人公の少女が、全く怖がら…

創作短篇『涯への散歩』

月を見すぎたら、目が馬鹿になった。視界にずっと月の残像がゆらめいてる。世間がスーパームーンなんて騒ぐから、ちょっと見てみようってんで外に出て月ガン見してたらこれだよ。月の光はマジでヤバい。ずうっと見てたら目の奥がこうじんじんしてくる。普段…

影丸譲也(1)『白鯨』

『白鯨』(講談社)原作:メルヴィル/構成:梶原一騎/作画:影丸譲也 メルヴィルの原作は読んでないのですが、これはよかった。面白かった。見所はとち狂った船長と船員のやり取りもそうですが、なんといっても影丸譲也の作画でしょう。 カラーページのひとコマひ…

創作短篇『寒の戻り』

自分のことを道化師とか言ってるやつはどうせ太宰治の短編集かなんかを読んで感化されちまった哀れな野郎でしかない。新潮文庫かなんかで読んだんだろう。たぶん。本屋に行くと必ず置いてあるもんな。共感した、みたいなポップなんか添えちゃってさ。太宰に…

さいとう・たかを(1)『ト号ナンバー3死線指令』

謂わずと知れた、劇画界のレジェンドさいとう・たかを氏。未だ現役で、ゴルゴ13をはじめ、鬼平犯科帳、無用ノ介、サバイバルなどの傑作を世に生み出し続けています。 今回は、氏の膨大な作品の中から『ト号ナンバー3死線指令』(朝日ソノラマ)を紹介したいと…

【短歌】・・・徘徊

済みませんトイレどこすかと弾けて消えゆく俺の言霊 済みません注文いいすかと弾けて消えゆく俺の言霊 居場所どこ自室をさまよい小指うつ悶絶転がり滲む涙 つり革を二本の手で持つおっさんの吐く息もろに顔面に 半袖で毛布にくるまり我に帰るパソコンの画面…

【俳句】・・・沼

どうで死ぬ どうで死ぬとて 生地獄 生ぬるゐ 風とわたしの 実存たるや ビッグマック ダブルチーズに ポテトのL 夕映えの 伸びる陰から 生える愁い ドブ臭い 溜め息から咲く 一輪の薔薇 銀座線 とけたチーズに デカい外人 沼沼沼 沼から沼へ 沼へ沼へ

HARDBOILED~佐藤まさあきの作品から見るハードボイルドの表現法~

近年は、あまり見なくなったハードボイルド物。葉巻のような芳香が薫るダンディズム溢れる世界観。理解されることを捨て、愚直に自身の哲学を貫徹する生き様。そして、女という生き物に横目を振らず、ベッドルームでも天井を睨み続ける。男が憧れる男の花道…

佐藤まさあき論考~孤独な暴力、孤独な挑発~

佐藤まさあきという漫画家をご存知でしょうか。 かつては、さいとう・たかをなどと並び、劇画の第一人者として評されたが、その人気は長続きせず、儚げに消えていった漫画家。 漫画家には珍しいハイセンスな風貌を武器に女性にモテて、ナンパ指南本をも出版…

マンガ雑記

最近よんだマンガ紹介です。 ◆『独眼探偵』横山まさみち 右目を喪った元刑事である独眼探偵のギャングとの争いを描いた傑作ハードボイルド劇画。 横山まさみちの初期作品群はやっぱり面白いですね。専ら、こっち路線の方が好み。 なんといっても、構成力が同…

革命的劇画主義者宣言

根がオールドスクールボーイなので、日本のマンガといったら劇画でしょ、というくらい狂信的劇画主義者です。 今回は、マンガのお話ということで、劇画主義者の僕が衝撃を受けた作品群を紹介させてください。 ◆『堕靡泥の星』佐藤まさあき ピカレスク劇画の…

極私的日本映画ベスト10

そこまで、映画に詳しいわけではないのですが、今まで僕が観てきた日本映画のなかで、凄く良いなあと思った作品を10本挙げてみたいと思います。あくまで私的なランキングですので、世間との評価とは、また違った形となっていますので、ご了承ください。 10位…

嗚呼、遥かなる新東宝映画

映画好きなら、必ず辿り着くのが新東宝映画。 最近はシネマヴェーラなんかで特集が組まれ、再評価の兆しが高まっています。 なぜ、人々は新東宝映画に夢中になるのでしょう。 新東宝という映画会社は東宝から分離する形で誕生しました。史上最大といわれた(…

第1回 ぼくが好きな映画祭

はじまりました。ぼくが好きな映画祭。 審査員は、ぼく。 では、さっそく各部門の受賞作品をみていきましょう。 【喋る動物部門】 ★審査員賞 『ハッピー・フィート』ジョージ・ミラー ★最優秀アニマル賞 『ベイブ』ジョージ・ミラー ベイブ(子豚) 【愛のまま…

グルーヴィ・ブラック・トレイン

本をたくさん読んだ。 ここ最近は何をするにしても、睡魔が付きまとい、1日中ぼんやりしていることが多い。身体の筋を1本抜かれたような感覚だ。 疲労からくる睡魔ではないので、この眠気の正体がイマイチ判らない。しかたないから仕事終わりに喫茶店へ行き…

ドストエフスキーの白夜

◎『白夜』フョードル・ドストエフスキー ドストエフスキーというと、どこか説教臭くて陰鬱な話が多いというイメージがありますが(実際、そうですが)、『白夜』はそんな著者のイメージを打ち砕く作品です。 ざっくり言うと、夢想家である主人公が理想の女性と…

ドトールに関する私的な考察

ドトールで文章を書いていると、色んなことが見えてくる。 白紙に、ことばを羅列させ、文章を紡いでいく行為はひどく精神を消耗させる。たとえ、それがどのようなタイプの文章であったとしても。 だから、私はセンテンス毎に作業を中断させて店内を眺める。 …

人生を変えられたわけではないが、すごく思い入れのある本の話

最近、どうですか? 100万円貰いましたか? 私は貰ってないです。 そうですね、100万円貰ったら、私は『火の鳥伝記文庫』と『まんが日本の歴史』の全巻を大人買いしたいですね。それでもまだ余ると思うんで、ありとあらゆる文学全集を買い漁りたいですね。べ…

キャボット・ライトびぎんず

あ、始めてしまいました。 日に日に、肥大してゆく自意識の捌け口、あるいは自己の再認識の場として、観た映画のことや、読んだ本、好きな音楽のお話なんかをつらつらと書いていくつもりです。 Twitterでは淡々と映画タイトル画面をアップローディングする作…